企画営業の仕事とは？
一般的に企画営業とは、通常業務において「企画」や「提案」が特に重要なウエイトを占めている営業職のことです。分譲マンションの企画営業の場合は、主にモデルルームを拠点として活動しています。モデルルームに見学に来たお客様に、物件の魅力を伝え、「欲しいなあ」と思ってもらい、最終的には契約締結につなげていくというお仕事です。
お客様の相談に応じ、お客様のニーズにマッチした物件を紹介したり、快適で理想的なライフスタイルの提案や、住宅ローンなどの資金計画の提案などを行います。また、物件ごとに販売スケジュールを立てたり、集客率をアップするための企画案を練ります。自社ブランドの分譲マンションの商品企画から販売まで、全ての課程にかかわりを持ちます。
さらに、取引金融機関との折衝など、社外での活動業務も加わってきます。どちらかといえばマネジメント要素の濃い仕事です。分譲マンションという、お客様にとって、一世一代の大きな買い物におつきあいするわけですから、手抜かりは許されず責任も重大です。なによりもお客様との信頼関係を築くことが大切になってきます。仕事に対して求められることも多いですが、その分、得るものがとても大きい、やりがいのある仕事です。
企画営業の仕事に求められる人材とは？
「人と話すのが好き」「人の話を聞くのが好き」「人と接するのが好き」「人に喜んでもらえるのが好き」などなど。このような方は、基本的に企画営業に向いている性格といえます。性格的な面に加え、分譲マンションの企画営業に求められることは、やはり、コミュニケーション能力です。もっとも、コミュニケーション能力というのは、社会人として当然必要な能力で、どのような職種にも求められる能力ですが、特に営業職の場合は、じかにお客様と接する仕事ですから、コミュニケーション能力は、優れていればいるほど望ましいです。
分譲マンションという、一世一代の大きな買い物について、円滑なコミュニケーションを図ることは、お客様の信頼を得るためにも欠かせません。お客様の声に耳を傾け、ニーズを的確に把握し、まさに「お客様にとってかゆいところに手が届く」ような企画提案を行える人材が求められています。また、逆の視点で考えますと、分譲マンションの企画営業としての経験や実績を積むにつれて、コミュニケーション能力（スキルアップ）でき、人間的な成長が望めます。
企画営業の収入は？
「分譲マンションの企画営業のお仕事っていくらくらい収入がもらえるのだろう？」 と、やはり気になるところですよね。収入については、それぞれの会社によってバラツキがありますが、一般的に、（固定給+営業実績）という給与体系をとっているところが多いです。（各企業の給与体系の詳細については、大手の転職情報サイト「en」などを参照にされると便利ですよ。）
一般的には、固定給に加え、マンション一棟受注していくら、というようにインセンティブ（成果報酬）が与えられます。ですから、受注が多ければ多いほど（売れば売るほど）収入はアップします。結果を出せば出した分だけお金になる。お金になるのでさらに結果を出そうと頑張れる。まさに、営業職の醍醐味ともいえるでしょう。もちろんこのことは、あくまでも金銭面だけにスポットを当ててお話しています。頑張って成果を上げると、収入面以外にもたくさんの喜びがもたらされます。例えば、お客様に「あなたのおかげで、こんな素敵なマンションに住むことができました。ありがとう。」などと喜ばれ、感謝された時、「ああこの仕事をして本当によかった。」と感じている先輩たちはとても多いですよ。
応募資格は？
分譲マンションの企画営業の応募資格として、やはり「営業経験者」が条件となっている場合が多いです。特に不動産関係の営業経験者や、宅建の有資格者は、優遇されますが、営業であれば、業界は、特に問われません。例えば、アパレル、メーカー、カーディーラー、銀行、証券会社、保険会社、メーカー、商社、食品、医療関係など様々な業界から転職され、実績を上げている方も多いです。
なんといっても企画営業に求められているのは、先ほどもご紹介しましたようコミュニケーション能力ですから、お客様との円滑なコミュニケーションを通じ、信頼関係を築き、最終的には、受注につなげられる人材であることが重要になってきます。未経験者も可能という企業もあります。その場合、研修制度が導入されていて、受注できる能力を身に付けるまで徹底した指導・教育が行われます。
なお、応募資格についての詳細は、[en]などの大手の転職サイトで効率よく確認できますので、便利ですよ。例えば、「未経験可能」の企業の募集について検索できますし、給与・待遇・福利厚生などについても詳しくチェックでき、一覧で出てきますので、比較検討しやすいのでおススメです。
転職成功者たちの体験談をチェック
「営業」という言葉を耳にしただけで、「ノルマがきつそう」「数字数字に追われて大変そう」などというネガティブなイメージを持ってしまう方も多いかもしれません。「分譲マンションを売るお仕事」ですから、なおさら、「そんな高いもん、簡単に売れるの？」「普通の営業よりもよけい大変そう」などと、尻込み込みされてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「案ずるより産むが安し」ということわざもありますように、実際にこの仕事に携わってみないことには見えてこない部分もたくさんあります。
ご参考までに、私の経験をご紹介しますと、私の場合、入社後、約半年間、営業のノウハウを身に付けるための研修を受けました。最初の三ヶ月間は、講義を受け、残りの三ヶ月間は、現場研修として、企画営業の先輩について実践を学びました。研修は、相当ハードでかなり絞られましたが、そのおかげで自分なりに営業の極意のようなものを体得できたと思っています。ノルマを意識するよりも、「どうすればお客様に喜んでもらえるか？満足してもらえるか？」ということを意識するようになりました。ノルマを気にするというのは自分本位の考え方だといことに気づいたのです。そうではなくて、この仕事はやはり「お客様本位」でないと成果には、つながりません。たぶん、私と同じような体験、意見を持つ人は多いと思いますよ。こちらのサイトの先輩たちの体験談なども参考になりますよ。
